ショッカー、ゲルショッカーの

最高幹部、紹介

 

ゾル大佐

(狼男)

元・ナチス党員。ショッカー中近東支部の支部長だったが、日本支部の破壊活動が遅れているため、首領の命令で、日本支部長として派遣された。殺人を何より好む残忍な性格だが、気が短く、冷静な判断ができないという欠点があった。最後は、狼作戦を企て、自ら狼男に変身して戦ったが、作戦も失敗に終わり、ライダーパンチを受けて、崖から落ちて死んだ。
死神博士

(イカデビル)

怪人作りの名人。ショッカースイス支部の支部長だったが、ゾル大佐の死に伴い、日本支部に派遣される。日本でもあらゆる怪人を作りだし、脳波コントロール、催眠術で人間を操り、ライダーに挑んだが、ことごとく破られた。最後は、流れ星作戦を企て、自らイカデビルに変身し、トレーニングで鍛えて超強力怪人となり、ライダーを苦しめたが、立花藤兵衛の前で自分の弱点を喋ったため、弱点の頭にライダーチョップを受け、誘導装置が故障したところを錐揉みシュートで倒され、流れ星作戦も未然に防がれた。
地獄大使

(ガラガランダ)

毒蛇の研究家。東南アジアでの実績が認められ、日本支部長として派遣される。毒殺にかけては世界一と言われ、市民の大量虐殺を狙った作戦を多く企てた。しかし、作戦はいつもライダーに妨害され、しまいには首領にも見捨てられてしまう。首領に信頼されていないことを悟った地獄大使は、自らガラガランダに変身し、毒水道計画を企てる傍ら、わざとライダー隊本部に作戦を通報し、ショッカーを裏切るという芝居をするが、ライダーを騙すことはできず、得意の砂丘で正体を現し戦うが、ライダーキックで倒され、ショッカー最後の作戦・毒水道計画も失敗に終わり、ショッカーは潰滅した。
ブラック将軍

(ヒルカメレオン)

潰滅したショッカーに代わり、新たに日本に現れた悪の秘密結社・ゲルショッカー。日本支部長として派遣されたのは、元・ロシア帝国将軍のブラック将軍だった。2体の動物を合成させた怪人を作り、大胆な計画を企て、ライダーに挑んだが、やはり、ショッカー同様、作戦はライダーには通用しなかった。最後は、ヒルカメレオンに変身し、多くの人間の血を吸い、今までに倒された怪人を甦らせ、日本に大攻勢をかけようとしていた。更には、本郷猛(ライダー1号)を捕獲し、ベルトの風車を凍らせ変身を不可能にしたが、ライダー2号の出現で1号も救出されてしまう。ヒルカメレオンは命をかけてダブルライダーに挑むが、ダブルライダーの同時攻撃にあえなく倒される。

 

ショッカー、ゲルショッカーの最高幹部は、最後には必ず怪人に変身し、視聴者を楽しませてくれました。しかし、最高幹部の変身怪人とはいえ、他の怪人と比べ物にならないほど強いというわけではなかったようです。イカデビルは確かに強かったようですが、狼男はライダーパンチで簡単に倒され、むしろ、他の怪人(部下)よりも弱いという印象があります。
ショッカー、ゲルショッカーの最高幹部&首領は、仮面ライダーを甘く見すぎていたように思います。これは、彼らが世界を征服できなかった、大きな原因ですね。そして、もうひとつ、内輪もめが多かったというのも、世界を征服できなかった原因のひとつでしょう。

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