下電廃線跡地巡り その4
阿津〜琴海
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阿津駅跡地の、すぐそばです。 もう電車は走ってないのに、「でんしゃにちゅうい」と書かれた物がそのまま残っていました。反対側にも、同じ物が残っていました。 写真の右に見える垣根は、昔使っていた枕木と思われる物で作られていました。 |
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阿津駅のホームです。 ホームの上は、コンクリートやアスファルトで舗装されておらず、土でした。 児島の競艇場に行く時、ここで下車して、歩いて行っていた人も多かったことでしょう。ちなみに、競艇場でレースがあった日は、いつもより1本多く運行していたそうです。 |
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ご存知、下電のシンボルである鉄塔です。 「その2」でも申したとおり、茶屋町〜児島間の廃線跡地は、この鉄塔は撤去されています。 児島〜下津井間は、遊歩道(自転車道)として整備されている現在でも、この鉄塔は残っています。 このまま、いつまでも残してもらいたいものです。 |
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児島の競艇場付近です。 この線路は、ぼくの人生を変えた線路なのです。 |
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競艇場付近の山に登ってきたところです。登る途中、JR瀬戸大橋線と交差する場所がありました。その辺りで、汽笛が鳴っているのが聞こえ、「この線路にも、あんな風に汽笛が鳴って、電車が走って来ればいいのになあ」と考えたりしました。 山の上から競艇場を見下ろしてみました。いつも見る競艇場なのですが、いつもと見る角度が違うので、少し違った感じに見えました。 |
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山の上にある、琴海(きんかい)駅跡地です。山の上なのですが、この場所には車で行くことができます。備前赤崎駅など、車線が減少され交換できなくなった駅もありますが、琴海駅は、廃線の日まで交換のできる駅でした。 ホームの上に上がると、絶景を見渡すことができ、心が安らぎます。(瀬戸大橋は見えませんが。) ぼくは、下電の廃線跡地ではここが一番好きで、よく景色を眺めにここへ来ています。 |
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2004年4月11日、久し振りに琴海駅跡地へ行ってみると、←のような看板が建てられていました。もちろん、電車が走っていた頃の看板ではなく、新しく作られた看板ですが、このように、ここが鉄道であったことを後世に伝えるものを作るというのは、いいことだと思います。 児島〜下津井間の琴海駅以外の駅跡地にも、このような看板が建てられていると考えられます。他の駅跡地の看板も、撮影しましたらアップします。 看板を見て分かるとおり、下電の廃線跡地の遊歩道(自転車道)は「風の道」と名付けられています。 |
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琴海駅を出てすぐの所に、このようなS字カーブがあります。 S字カーブというものは、電車に乗っているとよく揺れて困りますが、写真で見るとすごくいいものです。もし、この写真の線路の上に走ってくる電車が写っていたら、本当にいい写真になるでしょう。 電車が走っていた頃に1枚も写真を撮らなかったことを後悔しています。 |
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琴海〜鷲羽山間です。 電車が走っていた頃、この辺りは、ほとんど人通りは無かったでしょう。そんな場所を歩けて写真が撮れるというのは、廃線ならではの楽しみです。 それに、このような場所は、ドラマで殺人事件の現場として使われそうな感じもする場所です。 |